今回は菜園で人気のジャガイモについて紹介します。
渡辺農事㈱ 安達 英人 さん
品種
ジャガイモの新品種は次々と発表されていて、種いもが増殖できると菜園用にも販売されます。また、新品種は生産量が少ないので、直売所でよく見られます。
ジャガイモ品種:菜園用の種イモでも10品種程度が販売されています
●肉質がほくほくしているもの
『男爵』や『キタアカリ』などで、煮崩れはしやすいですが、貯蔵性がよいのでよく栽培されています。
●肉質がしっとりしているもの
『メークイン』や『とうや』などで煮崩れしにくいのが特徴です。
●栗の風味のあるもの
『インカのめざめ』や『インカのひとみ』などでいもの大きさや外観は異なりますが、ナッツフレーバーがあり味は似ています。小さいイモは素揚げにするとおいしいです。
直売所では珍しい品種も販売されています
●揚げておいしいもの
『十勝こがね』や『ホッカイコガネ』などで、フライドポテトに向いていて、冷めてもおいしいものです。
●生食に向いているもの
『はるか』や『さやか』などで味にえぐみがなく、生で千切りにして水にさらすとシャキシャキした食感が楽しめます。目も浅いので皮むきが簡単です。
●カラフルなもの
『シャドークイーン』や『ノーザンルビー』などで、フライやチップスにするとキレイです。
直売所にはいろいろな品種のいもが販売されいているので、まず味見をして、気に入った品種があったら、来春に種イモを購入して栽培するといいでしょう。
〈寄稿〉
ノーザンルビー:ポテトサラダやチップスに(左)、シャドークイーン:強烈な紫色なので煮物には向かないと思います(右)
チップス各色:カラフルポテトでチップスを
渡辺農事㈱北海道営業所
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