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特集記事

2018_07_24 | 2018年 7・8月号 巻頭記事 | | 編集部イーハトーブ

すべての水は海洋につながる水環境を身の回りから考える

夏の水辺に行けば涼を求める人に遭遇します。こんな時、水の環境について考えてみませんか。上流域では清流だった川も人の生活域を流れるうちに水も汚れ、漂うゴミの量も多くなります。河口付近には膨大なゴミが岸辺に漂着しています。それらもやがて海へ。悲鳴を上げる自然界からの警告、聞こえますか。

河口付近ばかりではなく、海岸にも多くの日本発、外国発の漂着物がおびただしい量で散乱しています。今回クローズアップしたいのは発泡スチロールやポリ容器、ペットボトル、漁で使ったビニール製ロープや網などのプラスチック製ゴミです。年月を経て、粉々になった大量の微粒プラスチックが海の中を漂っているといわれています。
海鳥やイルカ、マグロなどの海洋動物の死骸を切開すると、プラスチックなどのゴミが出てくるといわれています。沿岸の魚介類でも微粒プラスチックを餌と間違って飲み込んでいます。それらは体内に取り込まれると消化器官に滞留し、やがて障害が出て絶命します。人間が不心得に捨てたゴミが海洋生物の生存環境を破壊しているのです。この対策はどこが責任を持って実行するのでしょうか?欧州ではペットボトルの使用規制が実施されています。日本では未着手、環境先進国でありたいものです。
水は地上の命あるものすべての生存の源、人間の勝手で汚染されることは許されません。涼を求めて水辺に行ったとき、水環境の保全を考えてみたいものです。
野山の緑は川で海と繋がり、豊かな海産物を育みます。流域の樹木が失われれば、海浜の海藻類も枯れ果て、海の砂漠化も始まります。そうなれば、浜の魚介類は消えてしまいます。水環境に負荷を与えない暮らし方を考えませんか。

(山田)

2018_07_24 | 2018年 7・8月号 巻頭記事 |