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特集記事

2020_11_11 | 11・12月号 2020年 生産者を訪ねて 連載 | | 編集部イーハトーブ

【生産者を訪ねて】
6次化で、純度も栄養価も高いオメガ系オイルを生産
合同会社OMEGAファーマーズ

近年、「亜麻仁(あまに)」や「荏胡麻(えごま)」を原料とした植物油は、オメガ系脂肪酸が含まれていて健康に効果があると注目されています。  今回はそのオメガ系オイル原料の「亜麻仁」、「荏胡麻」、「菜種」を使って6次産業化に取り組むべく、生産者たちが設立した合同会社OMEGAファーマーズを紹介します。

 

それぞれの種子

 

同社の設立は2019年5月。メンバーは北海道内で営農する生産者リーダーでもある三好農場・三好和巳さん(音威子府村)、大西農場・大西福生さん(士別市)、㈱アグリプロダクト笠井・笠井正憲さん(剣淵町)、木村農場・木村哲哉さん(士別市)、㈱オレンジファーム・竹田拓森さん(名寄市)、㈲中藪農園・中藪俊秀さん(帯広市)、西島農場・西島一洋さん(浦臼町)、㈱牧野農園・牧野健仁さん(美唄市)の8つの生産者・法人。生産者のほ場も北海道の各地に点在しています。
原料の生産規模は、合計約250㌶。収量は、亜麻仁20㌧、荏胡麻20㌧、菜種270㌧(今年度の見込み収量)。

「栽培で特に大変なのは亜麻仁と荏胡麻ですね。とれる量も少なく、天候の影響などで収量がゼロということもあります」(同社業務部長 名久井伸也さん)
北海道の各地で栽培・収穫した3種の原料は、自社工場のある士別市で搾油され、商品化しています。商品の特徴は、徹底した生産管理と品質管理を行い、低温圧搾法によって純度も栄養価も高いオメガ系オイルを生産します。オイルは一番搾りのみを使用。

商品アイテムは「亜麻仁油」、「荏胡麻油」、「菜種油」の3種類。原料はそれぞれ自社生産によるもののみを使用。原料が本来もつ風味やコク、栄養成分を保った食用オイルです。

 

商品3種(左から、亜麻仁油、荏胡麻油、菜種油)

 

旧武徳小学校体育館に設置された菜種油の搾油・精製プラント

 

「亜麻仁油」と「荏胡麻油」は必須脂肪酸であるα-リノレン酸(オメガ3系脂肪酸)が含まれています。1日およそ小さじ1杯(4g)をそのまま飲むか、ドレッシングにおススメです。いずれも内容量110g/3780円(税込)。そして、「菜種油」はオレイン酸(オメガ9系脂肪酸)が含まれています。ドレッシングやソテーの風味付けなどにおススメです。
内容量270g/1296円(税込)
商品は9月から本格販売中!

 

合同会社OMEGAファーマーズ

士別市武徳町44戦東7号

TEL: 0165・26・7763

http://www.omega-farmers.jp

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