ふるさと納税とは、自分の生まれ育ったふるさとの自治体や応援したい自治体に寄附を行う制度です。寄附金額の2000円を超える部分について所得税や住民税から控除され、寄附先の自治体の特産品を受けとることができます。道内でも年々、力を入れる自治体が増え、月形町も例外ではありません。
月形町における令和2年度ふるさと納税の実績
令和2年度におけるふるさと納税への寄付は、総数1万1897件(平成30年度2949件)、総額3億2624万円(平成30年度4250万8641円)と平成30年度に比べ約7・6倍の寄附金になりました。
どうしてここまで寄附が増えたのでしょうか?
一つ目には、月形町にふるさと納税できるインターネットサイトが増えたこと。今では、「auPAY」「ふるなび」「Rakuten」「さとふる」「ふるさとチョイス」「セゾン」と6つのサイトで受け付けています。
二つ目は、魅力のある返礼品です。生産者が精魂込めて作った米やメロンやスイカなどの農産物が大人気です。これにより何度も寄附してもらえるリピーターが増加したことが三つ目にあげることができます。
月形町の特産品
月形町のイチオシの特産品として、約1100ヘクタール(東京ドーム約240個分)の肥沃な大地で丹精込めて育て上げた「ななつぼし」を上げます。道産ななつぼしは11年連続(2010年産~2020年産)で特Aランクを獲得。バランスに優れた味わいと冷めても美味しいという特徴から食卓はもちろんお弁当などでも広く活用され、北海道では最も食べられている品種です。
ななつぼし
「まんまるトマト」は、地元契約農家が作る月形町産完熟トマト「桃太郎」のみを使用したトマトジュースです。糖度6%以上が最低条件となっていて、トマトジュース嫌いの方でもこれなら飲めると評判の商品。素早く搾って容器に閉じ込め、旨味を逃がさず、そのままご自宅へ。添加物、合成着色料などは一切使っていません。
まんまるトマト
また、「月形熟成牛」を使った食材もイチオシです。「月形牛もつ」は、上質な脂がのったものだけを使用。スープはこだわりの無添加味噌、米麹、麦麹を使った濃厚味噌味と、全20種類以上の食材を煮込んで作る濃厚醤油味から選べます。「すきやき」には30日熟成の月形熟成牛100%のランプ肉です。
そして、肉質がきめ細やかな「リブロース」、柔らかく脂肪も少ない「ヒレ」、脂がのっていてジューシーな「サーロイン」、旨味が凝縮されている「牛タン」の4種類の月形熟成牛をステーキで味わえます。
月形熟成牛
寄附金の使い道
寄附金は、ふるさと納税にかかった経費を除いた額を「ふるさと納税基金」に一度積み立てを行った上で、寄附者の意向に基づき町の事業に活用しています。
月形町では以下の5つの事業に使われています。
①「子どもたちが健やかに、力強く成長するための事業」では、認定こども園の保育料無償化、小・中学生が入学した際のお祝い品や町外に通学する高校生の検定試験料などの補助、町独自で実施する乳幼児の検診などに活用しています。
②「農業振興に関する事業」では、新規就農を目指す人に対する招致促進や技術向上のための支援、就農時にかかる費用の支援、出荷段ボールデザインの一新及びパック規格の新設にかかる経費について活用しています。
③「観光振興に関する事業」では、観光パンフレットの刷新や、観光施設の環境整備などに活用しています。
④「地域公共交通の維持・確保に関する事業」では、バス待合所の管理、乗り合いハイヤー実証運行などに活用しています。
⑤「移住定住促進に関する事業」では、月形町内の事業所に就労する30歳未満の単身者、または30歳未満の就労者を世帯主とする世帯への家賃補助などに活用しています。
寄附者になって月形町の応援を!
ふるさと納税は、月形町の収入になるだけではなく、月形町で生産された返礼品を寄附者へ送ることにより、生産者など地域経済の活性化にも役立っています。月形町を全国へアピールし、月形町の特産品・サービスを提供することで更なる経済活性化を図っていきます。
「自分のふるさとや縁がある町に対して、人は特別な想いを抱くものです。その町に興味を持ったり、町の魅力を人に伝えて共有したくなったりするはずです。そういう想いを形にしたものがふるさと納税です。ぜひ、お知り合いの方に、月形町の良さと一緒にふるさと納税制度があることをご紹介ください。よろしくお願いいたします」と上坂隆一町長は話します。
●月形町役場企画振興課
北海道樺戸郡月形町1219番地
TEL: 0126・53・2325