コンサドーレ札幌へ「ベンチ」と「ハンガー」を寄贈し、木製しおりをプレゼント
昨年10月4日に、北海道森林組合連合会（道森連）および農林中央金庫札幌支店（農林中金）から㈱コンサドーレに、道産木材を使用した木製ベンチとハンガーの寄贈が行われました。
道産木材を使用した木製ベンチは、宮の沢白い恋人サッカー場にて選手、監督、ファン・サポーターに使用され、道産木材を使用した木製ハンガーは札幌ドームおよび札幌厚別公園競技場で開催されるホーム戦のロッカールームにて試合用ユニフォームを掛けるハンガーとして選手に使用されます。
（左上）根布谷禎一道森連副会長、（左下）荒野拓馬選手、（右上）加藤弘節農林中金札幌支店長、（右下）宮澤裕樹選手
そして、10月8日「木の日」には、ＰＡＳＳ ＭＡＴＣＨ ２０２２ 特別企画を開催。札幌ドームで開催されたＪリーグ第32節（対アビスパ福岡戦）にて、特設ブースに来場したファン・サポーターを対象に、道産木材を使用した木製しおりをプレゼントする企画を実施し、特設ブースでは北海道と連携し、道産木材の利用促進などに向けたＰＲ活動も行いました。
コンサドーレは、北海道と包括連携協定を締結し、「道産木材・ＨＯＫＫＡＩＤＯ ＷＯＯＤの啓発活動への協力」を取り組み事項に掲げている他、「コンサ百年の森づくり」活動で植林活動を行うなど、これまでも森林・木材分野の取り組みに注力してきました。
木製ベンチの数量は5基で、ようてい森林組合製造の高強度のカラマツで作られました。木製ハンガーの数量は50本で、製紙用チップとして使われることが多い道産ハンノキで作られています。
また、道産木材を使用した木製しおりの数量は2000枚で、樹種はトドマツ、シラカバ、メジロカバ、シナノキ、クルミの5種類です。
寄贈式では、道森連の根布谷禎一副会長が「今回の我々の企画でコンサドーレに関わる人々が木のぬくもりを感じていただければうれしい限りです。これからも積極的に森づくりを発信してほしい」と挨拶しました。
木製しおりのプレゼントにはたくさんのサポーターが訪れました
認定こども園へ「木のおもちゃ」を寄贈
一方、道森連では環境保全に重要な役割を果たしている森林を次代へとつなぐため、持続可能な森づくりの大切さを多くの道民に理解してもらい、森林組合や市町村などが取り組む地域森林環境教育などの活動を支援しています。また、農林中金でも道森連の同活動に賛同のうえ、木の温もりや森林の大切さを伝える取り組みを通じ、国産材利用拡大を目指す活動を実施しています。その一環として行われているのが、道内の認定こども園への「木のおもちゃ」の寄贈です。
今年2月には、14日に「下川町認定こども園（下川町）」、27日に「浦幌町認定こども園（浦幌町）」に「木のおもちゃ」がそれぞれ寄贈されました。
「木のおもちゃ」の寄贈は、乳幼児期から木にふれあう機会を創出し、木に対する豊かな感性と心を養い、想像力を高める「木育」の場づくりを支援するため2015
年から実施、今年度で8年目の取り組みとなります。
今回寄贈されたおもちゃは、小さな子どもでも振ったり、動かしたりして遊ぶことができるおもちゃを詰め合わせた「木のおもちゃ箱入りおもちゃ」、子どもがまたがって前後に揺れて遊ぶことができる「スウィングドッグ」、長方形の積木で、並べたり、積んだり、崩したり、様々な遊び方ができる「からっく」、主人公の少年が森の大切さを学んでいく紙芝居「森はみんなのたからもの」など、13種類になります。
下川町の寄贈式に出席した道森連の谷秀雄理事は「この木のおもちゃは道内の市町村の認定こども園に、毎年2カ所ほど寄贈しています。子どもたちが木のぬくもりを感じて健やかに育ってほしいと願っています」と挨拶。
これまでコロナ禍で思うようにできなかった「木育」への取り組みも加速して行きそうです。
