「田舎の親戚」は、『秩父別町交流体験農園なつみの里』という滞在型や日帰り型の体験農園施設の利用者をサポートするボランティア団体。発足は平成16年。メンバーは農家の方々が中心で、野菜栽培や、秩父別での生活に関するアドバイスを行っています。
施設は、滞在型は一戸建ての簡易宿泊施設に畑が隣接していて、畑の広さは30坪と60坪の2タイプで計20区画あります。利用期間は毎年5月1日から11月30日まで。8割ほどは道外からの利用者。
なつみの里の1年は、5月上旬に利用者と田舎の親戚との対面式があって、5月下旬くらいから栽培アドバイスが行われます。そして「感謝祭」の10月上旬で、交流イベントが数回開催されています。「栽培アドバイスは当初は土曜日の1回でしたが、利用者さんからの要望で今では水曜と土曜の週2回行っています。そして、発足当初から『利用者さんの意向を最大限に尊重して、求められて初めて動くのが私たち』というスタンスで活動しています」(吉澤代表)
同町では移住定住促進にも力を入れています。なつみの里から「いなほ団地」と呼ばれるところに家を建て移住した方が3組もいるそう。今その方たちは、田舎の親戚のメンバーになって利用者のサポートを行っているそうです。
田園に囲まれ自然豊かな秩父別で、あたたかく見守ってくれる「田舎の親戚」が待っています。一度、訪ねてみてはどうでしょう。
お問合わせは㈱秩父別振興公社 TEL: 0164‐33‐2116