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特集記事

2025_09_04 | 11・12月号 2025年 巻頭記事 | , | 編集部イーハトーブ

北海道の存在感を内外に発信する
そんな時代は必ずやって来る

北海道からりんごや玉ねぎが海外に輸出された時代もあった。北見産天然ハッカは世界シェア70%の時代もあった。欧州が戦場となった時代は道産穀物が欧州向けに輸出される時代もあった。人口減少、自然災害の多発、気候変動で不安定な農作物、こんな時代こそ北海道の出番は多くなる。

先人が苦労して切り開いた広大な土地を持て余すのではなく、全部を活かしきって自給率の低い作物を本州に代わって北海道が一大産地になる。

地球温暖化による気候変動で、作物の作付け適地が変化しつつある。例えば果樹類、りんごもぶどう類も北海道が最適地になる。道内でも酪農しかできないといわれた根釧地域で、農作物の栽培に挑戦する酪農家がいる。宗谷・上川北部の地域も畑作営農の可能性は大いにある。

これまでは土まみれこそ農業という決めつけを改め、水耕栽培で野菜を育てる方法もまた可なり。大量生産、通年供給に魅力がある。筆者が訪問した農場では、1本のトマトが5,6年も生き続け実をつける様は驚き以外ない。苗の丈は4~5mあっただろうか、生産性の観点でいうことなし。

いつまでも解消されない飢餓地域に向けて、これまでは各国の善意で食料品が届けられていたと思うが、善意だけでは飢餓地域は無くならない。国連の指揮下で食料を大量生産する基地を道内に誘致し、恒常的に食料品を届ける、そんな仕組みができればいい。耕作放棄地の荒れ放題を見て、専業者だけでは農地の活かされないと考えてみた。官営であれ、企業経営であれ、広大な北海道では「放棄地なし」がいい。

災害は毎年必ず起こっている。一番の災害は予測される南海トラフや東海沖の大地震。疎開適地として大勢引き受け可能な地域はやはり北海道だ。企業のデータ基地を北海道に設置する動きも早くからある。人口減少でも生産維持してこそ北の大地は生かされる。

 

10月20日朝、会社の窓から手稲山を望めば山頂は〝初冠雪〟だったが、9時ごろにはこれも消える。札幌市内の山裾ではヒグマ出没騒動が頻発で、手稲金山もそうだ。冬眠まで出没は鎮まりそうもない。

2025_09_04 | 11・12月号 2025年 巻頭記事 | ,