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特集記事

2019_11_18 | 11・12月 2019年 GAP認証農場を訪ねて 連載 | , , , | 編集部イーハトーブ

– GAP認証農場を 訪ねて Series5 –
GAPの取組みを継続して、いつでも対応可能な状態に ㈲タカシマファーム
【イーハトーヴ × ゆめさぽ Collabo‐Campaign】

GAPってなんだろう? 食の安全は食品に関わるあらゆる産業界に求められている必須条件。農業界でも今、農産物の安全基準というべき「GAP認証」へ向けた動きが活発だ。今回の取材先は米の栽培から精米・販売まで一貫生産を行っている(有)タカシマファーム(北広島市/髙嶋良平代表)。本紙は農業に関するコンサルティング会社「(株)ゆめ・きた・さぽーと」の大滝昇社労士、廣田陸奥夫税理士(ともにJGAP指導員)と一緒に現地取材を敢行した。

GAPの取得によって、いろいろな改善につながる

タカシマファームは家族経営で米を主体とした営農を行っている。「JGAP認証」の取得は2016年8月。品目は米(籾、玄米、精米)で、精米部門で取得している。GAPの取得は10年来の経営方針の一つだった。
GAPの取組みは食品安全・環境保全・労務管理の3つの観点から農作業の各工程を点検、記録、管理することにより、安全な農産物を生産し、見直す必要がある項目があれば、その改善を行う。同ファームでは、「GAPを取得したことによって、いろいろと改善していくと環境が良くなり、圃場全体がきれいになりました。そして収量や品質面、コスト面などの改善にもなり、経営改善にもつながっています」と髙嶋良平代表は話す。

 

とても大きな乾燥・精米施設の前にて。右側・同ファーム代表で6代目の髙嶋良平さん。左側・父で5代目の浩一さん

 

プライベートブランド米「田園交響楽」の誕生で、直売扱いを本格的に開始

同ファームは平成8年プライベートブランド米「田園交響楽」を発売。農薬は原則として除草剤(1~2回)のみで、殺虫剤や殺菌剤を一切使わずに有機質配合肥料を与えて育てているこだわりの米だ。品種はゆめぴりか、ななつぼし、おぼろづき、ゆきひかり、きたゆきもちの5種類。販売は個人の消費者と、業務用でスーパー、ホテル、病院などに直接卸している。
「GAPを取得して1回更新し、今年は3年目の維持審査を受けました。将来的には、GAPの取組は必須となる可能性があるかもしれない。そのときの為にもGAPの取組みを継続し、何時でも対応できるようにしていきたいと思っています」

 

プライベートブランド米「田園交響楽」

 

有限会社タカシマファーム

北広島市共栄584‐115

TEL: 011・373・0693

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