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特集記事

2019_05_25 | 2019年 5・6月号 北海道の旬野菜を訪ねて 連載 | , , , | 編集部イーハトーブ

【北海道の旬野菜を訪ねて Vol.1】夏が過ぎても採れるホワイトアスパラ
農業生産法人 ㈱ファーム ホロ

春野菜の代表格といえばアスパラガス。高品質アスパラガスを生産している㈱ファームホロ(本紙2012年5月号に紹介)を訪ねました。主な取り組みなどについて紹介します。

(4月4日取材)

「太モノ」サイズが特徴

農業生産法人㈱ファームホロは、2005年に創業。創業当時は主に花卉を栽培。現在は80棟のビニールハウスで、内アスパラガスを56棟、花卉を14棟で栽培しています。
生産されているアスパラガスはグリーン、ムラサキ、ホワイトの3種類。

「太モノ」に着目して独自規格(3L、4L)を設け、高品質アスパラガスの生産に取り組んでいます。
「3Lサイズ」を見せてもらうと、とにかく極太で重量感たっぷりでした。
「3L、4L」のほか「L」「2L」。首都圏の高級ホテルやレストランなどで使用されています。

 

ホワイトアスパラガス:ハウス内を遮光フィルムで覆い光を遮っています

 

ホワイトアスパラの長期採り

出荷時期はグリーンとムラサキは3月初旬頃〜5月中旬頃、6月初旬頃〜8月下旬頃。ホワイトは3月初旬頃〜9月初旬頃。このホワイトの長期採りは、同社の独自技術です。
長期採りは北海道大学との研究で、管理や栽培技術を開発し実現。夏が過ぎてもホワイトアスパラが採れるというのは日本中探しても、ファームホロだけです。
また、栽培方法を確立し、生でも食べられるホワイトアスパラの生産を可能にしています。
実際に生でいただいてみると、シャキシャキとした食感で甘みがあっておいしかったです。
今後の予定などについて、ファームホロ・幌村司社長にお聞きしました。
「時期的にアスパラが品薄状態になることがあるので、お客様のニーズに応えるためにもハウスを20棟くらい増やしたいと思っています」
さまざまな取り組みで消費者のニーズに応えるファームホロ。次のステージに注目です。

 

グリーンアスパラガス:天気が良い日は、一日に10cm以上伸びることもあるそう

 

農業生産法人㈱ファームホロ

新ひだか町三石蓬莱131番地

TEL: 0146・33・2577

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