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特集記事

2019_11_18 | 11・12月 2019年 特集 | , , , | 編集部イーハトーブ

和寒町の「食と観光」をもっともっと発信していきます!
~「食と観光情報案内所」を開設~

和寒町のみどころ観光スポットです!

●南丘森林公園…

アウトドアスポーツの拠点として、カヌーやオートキャンプ、釣り、森林浴などが楽しめます。

●塩狩峠一目千本桜…

5月中旬には五月晴れのもと約1600本のエゾヤマザクラが峠一面をおおいます。

●夫婦岩…

市街地から南西約9㎞、標高333mの山の頂上には、仲良く寄り添うように10mほどの「男岩」と「女岩」、小さな「子岩」と呼ばれている大小3つの岩が立ち並んでいます。

●塩狩峠記念館 三浦綾子旧宅…

作家三浦綾子さんの旧宅を復元し、小説「氷点」執筆の部屋や小説・映画「塩狩峠」に関する資料などを展示しています。

 

 

カボチャやキャベツ、有名イベントだけじゃない和寒町の魅力を発信!

道北の和寒町は、味と品質の良さを誇るカボチャの一大産地です。
全国のカボチャ畑の約半分が北海道にあり、そして、北海道のカボチャ畑の10分の1以上が和寒町にあります。収穫量、作付面積ともに常に全国トップクラスにいます。
また、雪の下で保存することによって美味しさを増した越冬キャベツも有名で全国で広く知られています。
越冬キャベツは、まさに偶然の産物。昭和43年の野菜価格の暴落で、畑に放置され一冬を越したキャベツが、腐りもせず、味も普通のものより甘くて美味しかった。これが人気を呼び、「和寒越冬キャベツ」の誕生となりました。
また、秋に開催されるイベント「全日本玉入れ選手権」は、全国から選手が集まり技を競い合います。「パンプキンフェスティバル」は、和寒産農産物の販売や縁日露店が催される収穫祭です。
しかし、まだあまり知られていない素晴らしい魅力が和寒町にはたくさんあります。そのため町では、「食と観光情報案内所」を開設し、「食と観光」を積極的に発信することになりました。

 

交流施設ひだまり内に開設した食と観光情報案内所

 

食と観光情報案内所を開設しました

昨年12月に開設した食と観光情報案内所は、市街地にある「交流施設ひだまり」内(和寒町字北町200番地)にあります。和寒町の恵まれた食資源、特産品などの紹介・販売や観光情報などを町民や観光客へ広く紹介し、利用者の利便性の向上やさらなる交流の拡大を図ることを目的としています。
施設内にはいろいろな特産品が並んでいます。例えば、「和寒トマトジュース」。トマトは昼と夜の温度差が大きいと甘みが増すので、和寒町の気候風土にピッタリの作物です。和寒町の太陽の光をいっぱい浴び、有機質肥料をふんだんに使用した畑で栽培されたトマトは、ビタミンやカロチンが豊富に含まれたアルカリ性食品。畑で真っ赤に完熟したトマトは、朝収穫しその日のうちにジュースになります。トマトと少量の甘塩以外には、防腐剤などの添加物は一切使用していません。だから美味しい健康飲料です。

 

トマトジュース

 

また、「ジェノベーゼ」も人気です。「ジェノベーゼ」とは、イタリアのジェノバで生まれたソース。バジルペーストに、松の実、チーズ、オリーブオイルなどを加えたものです。和寒町では、摘みたてバジルと和寒産ペポナッツを贅沢に使い、隠し味にアンチョビを入れました。ぺポナッツとは、ストライプペポというカボチャの種のこと。鉄分・亜鉛がアーモンドの約2倍もある健康食品です。鶏肉やシーフードに混ぜたリ、お好みの味をプラスしてドレッシングにしたり、パスタに混ぜても良し、トーストに塗ってチーズに乗せれば、いつもと違う味で楽しめます。

 

ジェノベーゼ

 

ペポナッツ

 

そして、いろんな花の甘さと香りを一瓶に詰め込んだ「百花蜜」。和寒の百花蜜で特徴的なのはソバの蜜が入ることです。ソバ蜜は、鉄分やミネラルなど栄養豊富で、黒糖のような濃厚な風味にはファンも多い、ツウ好みの蜂蜜です。
「和寒町のファンをやすために、和寒町をイメージしたTシャツやトートバッグも販売しています。また、店内の掲示板には最新の観光情報も掲載しています。和寒に来たらぜひ立ち寄っていただければと思っています」と案内所担当の今野みさきさんは話します。
一方、案内所に隣接するJR和寒駅は開駅120周年の記念展示を11月下旬まで行っています。蒸気機関車の写真や、昔の和寒駅の写真などを展示。昔の和寒町に思いを馳せることができます。

 

はちみつ

 

さっぽろオータムフェスト2019にも出展

毎年9月に札幌市大通公園で開催されている「さっぽろオータムフェスト」。8丁目会場には道内179市町村の出店が行われています。和寒町も9月20日(金)~24日(火)に出店しました。「カボチャをメインにした加工品を取り揃えました。カボチャの串団子、チーズ入りカボチャ団子、カボチャ饅頭が特に人気ですね」と接客に汗を流していた産業振興課の鷲見幸一さん。5日間、たくさんの来場者を迎えました。

また、11月6日(水)〜 12日(火)には「北海道どさんこプラザ札幌店」(札幌市北区北6条西4丁目JR札幌駅内)で、カボチャをはじめとした和寒町の特産品販売も行います。

 

たくさんの来場者でにぎわったオータムフェスト2019

 

今年で開基120年を迎えました

名寄盆地の最南端、塩狩峠の麓に広がる恵み豊かな和寒町は、明治32年11月の鉄道開通に伴い、本州各地から移住してきた先人達により、うっそうとした原始林に開拓の鍬
がおろされました。先人達のたゆみない努力と英知により、辛苦辛労を乗り越え、今日の礎を築きました。
そして、今年で開基120年を迎えた和寒町。これからも新たな魅力を発信し、人々を引き付けて行きます。

 

和寒町産業振興課

上川郡和寒町字西町120番地

TEL: 0165・32・2423

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