IHATOV|イーハトーヴWEB北海道|北海道のフリーペーパー

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【道内一周市区町村特集-東川町 移住者インタビュー】
カメラマンとして人の想いを人に繋げる

和田 北斗さん UNIQUE CONNECTION / 奥様 麻希さん

大阪生まれの和田さん。写真の専門学校を卒業後、北海道の新ひだか町でサラブレッドの繁殖担当をしていました。学生時代からお付き合いをしていた麻希さんと入籍。牧場で二人の新しい生活を過ごした後、妻の生まれ故郷の兵庫に移り忙しい日々を送っていました。そんな折、人が多くいる公共交通機関や商業施設で気分が悪くなるようになりました。それをきっかけに、都会で一生暮らしていくのか、子どもが欲しいと思ったら、今のような目まぐるしい日々の中で、一体いつ子どもの顔が見られるのか。そんな疑問の先に見つけたのが「移住」という選択肢でした。
 

 
「実は、移住先は距離感や風土も生まれ育ちに近い西日本で探していたんです。僕が写真の専門学校在学中に東川町にも一度訪れた事はあって。その時は、出会った人は良かったけど、住む街として考えたときのイメージは、廃校になった校舎や、小さな商店がぽつぽつあるといったあまりポジティブなイメージではなくて。だから何となく、、」
 
そんな中、写真の専門学校時代の友人に東川町を提案されました。それほど期待もせずに、再度足を運んだのは、和田さんが東川町に初めて来た日から9年が経っていました。改めて町を見るとお店も増えて活気があり、自然の中で子供たちが暮らしているといったように、初めて訪れた時に受けた印象からは随分変わったそうです。「移住を決断した一番の理由になったのは、他の移住者と一緒に何かやりたいと思ったんです。こういう人達と暮らしたいなって。勿論、麻希にとっても縁のない町で不安はあったと思います。ただ、僕の気持ちは説明する前から察していたみたいですけど。」
 
翌年2017年、地域おこし協力隊として東川町に移住。現在、カメラマンとして写真撮影をする和田さん。
「僕自身は今、多くの人に写真を文化として暮らしの身近なものとしてどう提案していくか、写真を形にして残すことに馴染んでもらって写真をプリントしたいとか、フォトブックにしたいとかと思って欲しいなと。」
 
少しずつ人が来てもらえるような場所にしたいという思いに、町の協力があって、昨年古い公民館をリフォーム。東川町を中心とした職人や作家が作製した家具・クラフト・雑貨の展示販売を兼ねた店舗「photo space & item store MINA」が完成しました。
 

 
カメラマンの仕事の傍ら、東川町の仲間達とチームでロゴ・名刺・HPなどのビジュアルデザイン制作等にも携わる和田さん。
どこにでも「行く」のは簡単な時代になったからこそ、それぞれが「その町で、好きな仕事をしながら、暮らす」そこには、誰がとかどこが一番とかじゃなく、それぞれのキャリアや特長を生かしながら、みんなでその地域の本質や魅力を共有しながら暮らしていくのが理想です。僕は、僕がしてもらってきたように、自分で表現したり造り上げて行く人が多いこの町で、これからまた新しく来た人が仕事を見つけていく。外の人と中の人を繋げて「暮らし」にどう落し込んでいくか。そのニーズや感覚を共有して繋げていく仕組みづくりをしていきたいです。

UNIQUE CONNECTION -「人の想いを人に繋げる」写真撮影

photo space & item store MINA -写真・家具・木工クラフト・雑貨・食品の販売

営業日 :水・金・土・祝
営業時間:10:00〜18:00 (※営業日時は変更の場合あり)
住 所 :北海道上川郡東川町西8号北13番

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2021_09_05 | 市区町村特集インタビュー | ,