若松航洋さん(23歳)は、本紙連載「農業と向き合う若者たち」でも紹介されたことがある、埼玉県出身の好青年だ。県内の高校で農業科を選択、卒業後はさらに知識を求めてタキイの農業専門校へ進学。実はこの専門校は超難関、全国からの応募者から選りすぐりの就農志願者を選抜することで有名な学校だ。
卒業後、研修地としてタキイの卒業生が多い伊達市へ。ここで農業指導者・佐藤英明さんの農場で2年間実地研修を受け、昨年4月、晴れて独立就農。この先、自分で収支を考えた経営を心掛けなければならない。経営面積はまだ1町歩ほどで、ハウス6棟と残りは露地だ。農地取得には「親が応援してくれた」と語る。夏場はチンゲン菜とほうれん草がメイン。伊達市の道の駅でも販売している。