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特集記事

2018_07_25 | 2018年 7・8月号 特集 | , , , , | 編集部イーハトーブ

丘のまち美瑛町に2ヵ所目の「道の駅」が誕生しました!

白金温泉エリアに新しい道の駅が誕生!

美瑛町観光の発祥の地である白金温泉エリアへのアクセス道路である道道十勝岳温泉美瑛線(道道966号)。美瑛町の町木である白樺(ドイツ語で「ビルケ」)が美しく樹生し、「北海道自然100選」にも選ばれ、通称「白樺街道」とも呼ばれています。その道路沿い、青い池まで車で3分の所に、美瑛町で2ヵ所目になる道の駅びえい「白金ビルケ」が5月12日(土)にオープンしました。
白金温泉は十勝岳連峰を一望に見渡せる山麓にあり、山々とその周辺の豊かな自然の景観が味わえる温泉地。1950年、当時の美瑛町長だった鴻上覚一氏が数々の苦難の末に掘削に成功しました。土中399mから48℃の無色の湯が噴出し、「この湯は地底から涌いたプラチナ(白金)ともいうべき尊いもの」と語ったことから「白金温泉」と名付けられました。

オープン記念式には、美瑛町長の浜田哲氏をはじめ、美瑛町議会議長の濱田洋一氏、北海道議会議員の竹内英順氏、旭川開発建設部長の樺澤孝人氏、上川総合振興局長の佐藤卓也氏など、関係各位の方々が参加しました。主催者である浜田美瑛町長は、「美瑛町が神楽村から分村したのが1900年です。来年は開基120年を迎えます。先達たちが苦労して開拓してくれた歴史をしっかりと活かし、農業や林業や商工業を柱として、そこに観光をしっかり定着させ、それらが一体となった「まちづくり」を進めていきたい。その拠点となるのが今日誕生した道の駅びえい『白金ビルケ』です」と挨拶をし、オープンを喜びました。

 

美瑛町で2カ所目の道の駅びえい「白金ビルケ」

 

施設は「旧白金インフォメーションセンター」のイメージをそのままに改修しました。新たな外壁の一部に「美瑛軟石」を使用するとともに、内装には「美瑛産のカラマツ材」を使用した施設も増設しました。この施設は当時のジャパンヘルシーゾーンというリゾート計画のインフォメーション施設として造られ、1994年には「第7回北海道赤レンガ建築賞」を受賞した美瑛町では唯一の建物でした。しかし、計画は変更したため、この施設を今後どのように活用していくべきか長く議論されてきましたが、白金温泉エリアの観光拠点である道の駅として再生されることになったのです。

施設内には案内カウンターを設置し、専属の観光コンシェルジュによる各種観光情報等を提供し、美瑛町内周遊マップや道路マップ、周辺市町村の観光パンフレット等を配備したパンフレットラックを設置しています。また、FREE︱WiFiも利用可能で、80インチの大型モニターによる観光案内やVR(バーチャル・リアリティー)による美瑛の魅力も紹介。さらに、美瑛町の特産品(ビエイティフル商品等)や青い池関連商品など、美瑛ならではのお土産品も販売しています。
そして、サイクリング、ウォーキング、パークゴルフなどのアウトドアを満喫した後のシャワールームも完備しています。

 

挨拶をする浜田哲町長

 

テープカットのようす

 

2つの新店舗もオープン!

一方、新たな店舗としてハンバーガーショップ「BETWEEN THE BREAD」とアウトドアブランド「美瑛白金ビルケ THE NORTH FACE コーナー」もオープンしました。
「BETWEEN THE BREAD」は、水も空気もきれいな美瑛町で採れた食材をふんだんに使用し、出来たてのハンバーガーをテイクアウト型式で提供します。「森のピクニック」をコンセプトに掲げ、店内には30席のイートインスペース、屋外には森に囲まれたテラス席が40席あります。また、美瑛ファームの新鮮な生乳からつくられたミルク類も提供します。

「美瑛白金ビルケ THE NORTH FACEコーナー」は、高品質、高性能なウェアやグッズを中心に展開し、美瑛の四季折々のアウトドア・スポーツスタイルを提案します。また、美瑛町近郊のフィールドにおけるアウトドアアクティビティのイベントや体験ツアーも行っていきます。

 

道の駅びえい「丘のくら」も改修

美瑛町の観光のもう一つの柱が「丘のまちびえい」の景観です。

これに尽力したのが前町長の水上博氏でした。1987年風景写真家の故前田真三氏のフォトギャラリー「拓真館」のオープンがきっかけとなり、「丘のまちびえい」は全国区になっていきます。
そして、市街地の観光拠点として、2007年に道の駅びえい「丘のくら」が誕生し、今回利用者の利便性の向上を図るため改修が行われました。

1階スペースのトイレを改修。広くてより快適に利用できるようになり、2階スペースには「NPO法人美瑛町写真映像協会」のギャラリーを新設。町内の写真家が撮影した美しい美瑛の写真を鑑賞することができます。入場料は無料です。
この2つの道の駅は白金温泉エリアと市街地観光の拠点であり、道路利用者の休憩施設として、地域のふれあいの場として、また、地域の顔となる施設として、多くの観光客に利用されていきます。

 

お土産品も魅力です

 

●道の駅びえい「白金ビルケ」

上川郡美瑛町字白金

 

 

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