夢の実現に向けて羽ばたく三笠高校の生徒たち

北海道三笠高等学校は、道内唯一の公立食物調理科単科校で、卒業時には調理師コースは調理師免許を取得、製菓コースは製菓衛生師免許受験資格を与えられます。
そんな三笠高校の生徒たちが料理を考え、接客や会計など経営全般に取り組む「高校生レストラン」が、昨年夏にスタートしました。
レストランは生徒たちの部活動にあたり、土日祝、長期休業時に営業されます。調理部が運営する『まごころきっちん』では、調理、接客、コスト管理などを実践的に学び、和食を中心に「日頃の取り組み成果」と「地域の旬の食材」を活かした料理を提供します。製菓部が運営する『Cherie（シェリー）』では、生徒がこだわりのケーキやパンなどの製造、販売、そして接客などを学び、ケーキを提供するカフェ営業やケーキやパンなどのテイクアウト販売も行います。
こうした実践的な学習を重ねることで、全国の数々の調理・製菓コンクールの優勝や最優秀賞を受賞しています。

調理部のみなさん

調理部部長（３年生・千歳市出身）の村越羽那さんは「将来は日本料理の道に進みたいと思っています。２年生の冬、コンクールに出場して優秀賞をいただきました。嬉しかったです」。製菓部部長（２年生・名寄市出身）瀬川紗夜さんは、「幼いころからお菓子を作るのが好きでした。将来は自分の店をもてたらいいなと思っています」。お二方とも笑顔を絶やさず歯切れよく語ってくれました。
営業時間：「まごころきっちん」11:00〜14:00「Cherie」11:30〜14:30　営業日は、土曜・日曜・祝日、長期休業期間中（臨時休業あり）