山岸雅輝さん。JAいわみざわ 北村野菜集出荷施設内にて。持ってもらっているハクサイは重さ約3キロぐらい
寒くなりお鍋がおいしい季節になりました。お鍋といえば欠かせない食材の一つが「ハクサイ」。
柔らかく煮えたハクサイはトロっとして甘くておいしい・・・。そう思うとハクサイを訪ねずにはいられなくなり、ハクサイの作付面積全道一を誇るJAいわみざわに行って来ました。そして同白菜部会 部会長 山岸雅樹さんに、ハクサイ作りの取り組みなどについて伺いました。「私がハクサイを作り出した15年ぐらい前の天候は、こんなに暖かくなかったので病害虫の心配はそれほど無かった。最近は干ばつになったり暑かったり局地的に雨が降り続いたり、病気に負けたりするので注意深い管理が必要になりました。白菜部会では病害虫の防除を徹底していくために年2回栽培講習会を開いて対策を立て、生産者全員が良質なハクサイを生産するために一丸となって取り組んでいます」
JAいわみざわ管内で作られているハクサイの種類は黄芯系で、柔らかくてクセがなく食べやすいのが特徴です。良いハクサイの見分け方のポイントは、巻がかたくて、手に持ってずっしりと重量感があるもの。
ハクサイは一定の大きさに生育させるのは難しく、施肥などのタイミングが大事になってくる。そうして「ハクサイの生育が揃って、一斉に収穫できたとき満足感がある」と語っていました。
農業は天気との戦い。生産者の方々はその時の天候と向き合い、最善の方法で良質なハクサイを生産しています。そのお陰でおいしいハクサイが食べられる。今回いろいろと伺って改めて実感しました。