「木組みの家」シリーズが誕生!
これまで道産材を使った一戸建ての注文住宅に力を注いでいたカサシマ工務舎が、長屋をモチーフにした集合住宅「木組みの家」シリーズを本格的に販売します。
長屋とは、複数の住戸が水平方向に連なり、壁を共有する住居をいいます。一方、2階建て以上で垂直方向に住戸が連なったものは、「アパート」「マンション」と呼ばれます。
昭和の頃、長屋に住む人たちの間には、お互いに困った時には助け合い、今とは違う濃密な人づきあいがそこにはありました。そのような古き良き時代の復活を目指してこの「木組みの家」シリーズは誕生しました。
札幌市北丘珠に建てた「木組みの家」
「会社の設立からずっと一戸建ての注文住宅にこだわって経営してきましたが、アパート経営も面白いなと思いました。一戸建てよりも格安に本人が居住できるメリットと同時に、ある意味、現代人は、こころの隅で濃密な人間関係を求めていると思うからです。ちょうど私が子どもだったころにあった長屋のような人間関係を求めている現代人は多いと感じています。例えば、シェアハウスなどは代表的なものではないでしょうか。そのような長屋の中で、料理のおすそ分け、また、居住者同士のバーベキューパーティも面白いかもしれません。一方、投資物件としても十分に魅力があるはずです」と同社の笠島守社長は話します。
2年前に札幌市の北丘珠に建てた「木組みの家」は、メゾネットタイプで、3LDKの広さ。限りなく一戸建てに近く、道産材を使用した物件になっています。
「道産材の使用をウリにした長屋やアパート、マンションはこれまではあまり聞かれなかったものです。一方、土地を持っている人には、投資物件としてもぜひすすめたいと思っています」と笠島社長。
内装や外装にはふんだんに道産材が使われています
既存のアパートの改修にも注力
「一方、既存のアパートの改修にも力を入れています。今進めているのが小樽市銭函にある築40年のアパートの改修です。住んでいる人がいなかったものですから、当社で買い上げて改修作業に着手しています。直し次第、今後入居者を募集していきます。床材はカラマツで、一部改修したところは道産材で補っています。『銭函アパート』という商品名で募集を始めようと思っています。駅からは車で5分ぐらいのところにあり、海も見える素晴らしい環境にあります」
銭函アパート
今年も「お客様感謝祭」を開催しました
また、同社では毎年、建主や業者の方々を招き、木材加工場敷地内で「お客様感謝祭」を開催しています。今年で11回目を迎え、大勢の来場者で賑わいました。
「雨予報でしたがこうして晴れてとてもうれしく思っています。お客様感謝祭も早いものでもう11回目を迎えました」と笠島社長は挨拶しました。
当日は屋台の軽食やプロマジシャンによるステージ、お楽しみビンゴ大会など様々なプログラムが用意され、建主や業者との絆を深める一日となりました。
1985年に設立したカサシマ工務舎は、来年で35周年を迎えます。事業を拡大していくと同時に、今後は後継者の育成にも力を入れていきます。
建主と談笑する笠島社長(右)
カサシマ工務舎
札幌市東区中沼西1条2丁目2-5
TEL: 011・792・4388