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特集記事

2019_05_26 | 2019年 5・6月号 特集 | , , | 編集部イーハトーブ

森を守る、森を育てる
コープ未来の森づくり基金

2000年代に入り、「森を守る、森を育てる」活動は、多数の企業・団体が参画して行われています。それぞれの企業・団体は、どのような森づくりを行っているのでしょうか。始めた時期、場所、規模、年間を通した活動内容などを紹介していきます。

今回は「コープ未来の森づくり基金」です。

「コープ未来の森づくり基金」とは

コープ未来の森づくり基金(愛称は“あすもり”といいます)は、みんなが環境への意識を高め、北海道の大切な宝物である森林を未来に残していきたいという願いを込めて2008年7月に設立されました。
この基金には、コープさっぽろのお店で会計時にレジ袋を購入されなかった組合員さん1人につき0・5円が積み立てられます。また、個人や企業・団体から募金や寄付もあり、北海道の森を未来につなぐ様々な活動に役立てられています。

 

あすもりの事業活動

道内にある「コープの森」は16ヵ所。当別の道民の森を始め、喜茂別、真狩、赤井川、京極、豊浦、洞爺湖、知内、むかわ、鷹栖、東川、栗山、美幌、上士幌、新得、白糠にあり、毎年植樹を行うだけではなく、木の生長の妨げになる草を取ったり、雪で折れた木をケアしたり、植樹した木々を守る育樹も行っています。
植樹や育樹だけがあすもりの事業活動ではありません。
子どもたちが森と自然の大切さを知り、慈しむ心を育てるために、札幌市円山動物園とともに環境教育プログラムを展開しています。
また、組合員さんが環境や自然について学ぶために各地区で行われる「コープつながる森づくり」企画を支援しています。
そして、森林保全や森林の活用などの先進事例を訪問するなどの調査研究や講演会などを行い、北海道の森林の未来について学び、考えています。
さらに、北海道で森づくりや森林活用に取り組む活動・団体を資金面で応援する「森づくり助成」制度により、北海道の森づくり活動を推進しています。今までに150件以上の助成を行い、様々な団体の多様な森づくりが広がっています。
そして、道内で活動する森づくり団体のつながりを育てるために、「北海道の森づくり交流会」を開催しています。この交流をもとに、助成団体をはじめとする森づくり団体と組合員さんに様々なつながりが生まれています。

 

コープの森植樹祭の参加者のみなさん

 

今年で植樹10万本達成!

「今年で12回を迎える植樹祭では、植樹10万本達成の式典が、6月9日(日)、当別町の道民の森で行われます。また、当基金では、森づくりに取り組むサポーターを募集しています。植樹や育樹などのイベントへの参加や、企画のお手伝いをお願いしています」と基金事務局の松尾悠理さん。
森はCO²を吸収して地球環境を支えます。また、生き物たちのすみかとなって生物多様性を支え、木材やエネルギーとなって人の暮らしも支えます。その森を大事にして行くことは我々にとっては当然のことです。
今、森づくりに関心のある個人・団体の輪は広がりを見せています。

 

願いを込めて木を植えます

コープ未来の森づくり基金
札幌市西区発寒11条5丁目10- 1

TEL: 011・671・5651

E-mail: csapmori@todock.coop

 

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