名称は「北海道立北の森づくり専門学院」に決定!
2020年4月開校予定の「(仮称)北海道立林業大学校」の正式名称が、「北海道立北の森づくり専門学院」に決定しました。昨年9月中旬から1ヵ月間、名称を募集。193名から303件の応募があり、林業に対する関心の高さを伺い知ることができます。略称は「北森カレッジ」。北海道の豊かな生態系をはぐくむ森林を守り、育て、将来の世代に引き継いでいく、百年先を見据えた森林づくりを推進していきます。
校舎は旭川にある林産試験場に隣接、授業の2/3が実習です
こうした人材を育成するために、地域や産学官と連携したオール北海道の運営体制により、林業・木材産業の盛んな旭川市の林産試験場の隣に校舎を建て、全道各地域の特徴ある森林を活用し、実践的な教育を行います。
夏山や冬山のフィールドワーク、ドローンなどの最新技術を活用した森林調査、的確な技術を身につけるチェーンソーや高性能林業機械実習、丸太を運び出す丈夫で安全な山の中での路網づくりなど、授業の2/3が現場での実習となります。
出願資格は、道内の林業関係企業などへの就業を希望し、高等学校卒業又は同等以上の学力を有する方で、入学時に40歳以下の方です。修学期間は2年間で、学年定員は40人となっています。
夏頃に学生募集要項を公表、10月頃に出願受付を行い、11月頃に入学試験を実施します。12月頃に合格発表、来年4月に入学の運びとなります。
北森カレッジがこれからの北海道の林業、木材産業の担い手を育てます
道内の林業従事者の約3割が60歳以上と高齢者の割合が高いことから、森林づくりを担う人材を育成・確保することが森林資源の循環利用を着実に進めていく上で、喫緊の課題です。また、林業は木材の伐採や集材といった危険を伴う作業が多いことから、現場において安全かつ的確な作業を実施できる人材を育成することも急務です。
こうしたことから、現場作業の知識・技術を有し即戦力となり、将来、企業経営などの中核を担うことができる人材を育成するために、北海道立北の森づくり専門学院は誕生したのです。
同校では、全国の森林面積の22%を占める道内の豊かな森林資源や、地域ごとに特徴がある樹種構成、取り扱う木材の種類など北海道が持つ森林・林業・木材産業のポテンシャルを最大限に発揮して、広く道内外から人材を確保し、地域に根差した人材育成を目指していきます。
【お問い合わせ】北海道水産林務部林務局林業木材課人材育成G
札幌市中央区北3条西6丁目
TEL: 011・206・6579
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/rrm/index.htm