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特集記事

2020_03_12 | 2020年 3・4月号 北海道の旬野菜を訪ねて 連載 | , | 編集部イーハトーブ

【北海道の旬野菜をを訪ねて Vol.6】
春の味覚、タラの芽

雪どけと共に訪れる北海道の山菜シーズン。
今回は一足早く春の味覚「タラの芽」をビニールハウスで栽培している室松農場(砂川市)を訪ね、タラの芽の栽培方法などについて伺いました。
室松農場でタラの芽の栽培を始めたのは13年前。地元で採れた在来種のタラの木を使用してタラの芽を栽培しています。
栽培は「ふかし」という栽培方法で、タラの木を短く切ったもの(ほだ木)を、ベッドと呼ばれる水耕栽培用の棚に「伏せ込み」、ほだ木から出たタラの芽を収穫するという方法です。タラの芽は、伏せ込みから約25日で収穫できるまでに成長するそう。ベッドごとに伏せ込みの時期をずらしており、収穫して空いたベッドにまた伏せ込みをし、4月まで毎日、収穫を続けます。
収穫が終われば、外の畑で育つ2万から3万株のタラの木の管理が始まり、晩秋までいろいろな作業が続きます。
同農場のタラの芽は市場関係者からは「鮮度が良くて日もちが良い」と高い評価を受けています。「13年やっているけれど毎年、勉強することがあるという感じです」(同農場   室松玲子さん)。
取扱い先は「そらいちマーケット」(砂川ハイウエイオアシス館内)。

 

収穫は、約5センチに育ったタラの芽をほだ木からナイフで切り取ります

 

2品種を商品化

 

2020_03_12 | 2020年 3・4月号 北海道の旬野菜を訪ねて 連載 | ,