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特集記事

2023_09_13 | 2023年 9・10月号 特集 | , , | 編集部イーハトーブ

月形町の新たな取り組み
「花」と「アート」で月形町に新たな風を!

花」と「アート」を前面に押し出し、月形町に今、新たな風が吹いています。その主役を担っているのは二人の女性。「花」と「アート」でこれから月形町とどのように関わっていくのか。そしてどのように変えていくのか。二人に話を聞きました。

「月形の花」をさらにPRするために

月形町の花生産の歴史は古く、昭和45年に7戸の生産者が0・8㌶の面積から始めました。ピーク時には110戸を超える生産規模となり、現在「月形の花」は、北海道から九州までの全国へ出荷しています。しかし、道内を見渡せばその認知度には限界がみえていました。そのことに危機感を覚えた月形町は、新たな振興策を考えます。それは地域おこし協力隊で「花」をPRする人材を募集すること。そこで今年6月に採用されたのが石原絢子さんでした。
石原さんは、1983年生まれで岩見沢市出身。札幌市の路面店やブライダル会社で約20年花の仕事に携わり、昨年「日々の花 糸」としてオーダー専門の無店舗花屋を開始。月形町の花農家さんとは以前からお付き合いがありました。

 

石原 絢子 さん

 

毎週火曜日には必ず役場の人とミーティングをして意思疎通を図る石原さん。活動の一つに、町内で行われている花活(町の花を使った活動)があります。6月には、後述する「ツキガタアートヴィレッジ」にて家族写真撮影イベントを行いました。月形町の花のアレンジメントや花冠を使って素敵な写真が撮られ、たくさんの家族連れが来場されました。また、花飾りイベントも始めました。6月は札幌創成スクエア市民交流プラザで、7月ははな工房で、8月はツキガタアートヴィレッジで開催されました。その他に、花に携わる人たちの紹介では、地域おこし協力隊として新規就農を目指し月形町に引っ越してきた金澤さん一家を紹介。花農家直営の花屋を目指して修行中の様子を毎月取材しています。これらは「月報花日和」で毎月発信されています。

「来年、皆楽公園が新しくなるので、そこで販売できるアイテムを今考えています。また、子育て世代の母親の息抜きになるような花とアロマを組み合わせたワークショップもやりたい」と月形の花のPRに向けての取り組みは尽きません。

 

ツキガタアートヴィレッジ

 

アートを切り口としたまちづくりを

もう一人の女性は、書道家であり、アートに対しても造詣の深い久保奈月さん。
久保さんは、1984年生まれで共和町出身。これまで全道書道展、国際現代書道展にて奨励賞等を受賞。結婚を機に、2018年に月形町に移住し、倶知安町で開催された「G20観光大臣会合祝賀会」でパフォーマンスを披露、2020年には登別市の「第一滝本館」のロビー壁面に巨大な作品を書き下ろしています。
そのような活動を経て、「もっと月形町に貢献したい」という想いを強く抱くようになったそうです。そんな時に、廃校になった「旧知来乙小学校」の活用をめぐり、事業者の募集がありました。
「アートでまちづくり」事業を室蘭市で実際に取り組んでいる知人に相談し、月形町で同じコンセプトで運営することになりました。

 

久保 奈月 さん

 

昨年7月に正式に「ツキガタアートヴィレッジ」としてオープン。町に初めてのギャラリー併設の複合施設の誕生です。子どもから大人までが体験できるワークショップやイベント、常に展示を楽しめるアートギャラリー、作家のためのレンタルアトリエなど、多様性のある場所を目指します。

「旧知来乙小学校は103年の歴史を誇る小学校でしたし、この地域のコミュニティの中心地であったと思います。それを忘れることなく、この地域の方々と一緒にアートで盛り上げていきたいし、多方面から人が集い、交流できる場所になればと思います」と久保さんは話します。

 

花飾りイベントのようす

 

皆楽公園エリアが月形町「道の駅」に変わる!

皆楽公園エリアが令和6年秋に月形町「道の駅」として登録を目指します。
皆楽公園エリアの良さを最大限発揮できるよう、既存施設を有効活用し、「休憩機能」「情報発信機能」「地域連携機能」の3つの機能を両立させるため、今整備が進められています。一方、登録を目指している「道の駅」の名称も近々決まりそうです。
「花」と「アート」で交流人口が増え、町内の滞在人口も増え、女性の力が町の活性化に大きく貢献するはずです。月形町にはこれまでのイメージを大きく変える新たな風が吹いています。

●月形町企画振興課

樺戸郡月形町1219番地

TEL:0126・53・2325

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