札幌ドームで「道産木材を使用した木製しおり」をプレゼント!
㈱北海道日本ハムファイターズでは、2014年から読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の一環で、家庭などにある本を引き取り、(一社)北海道ブックシェアリングへ寄贈する「読み終えた本をみんなでシェア」を展開し、2021年までに計7842冊を寄贈。2021年までは本の寄贈者に紙製しおりをプレゼントしていました。
そんな活動の中で、道森連・農林中金・ファイターズで木の温もりや森林の大切さを伝えたいという想いが一致。2022年は本の寄贈者に「道産木材を使用した木製しおり」をプレゼントする三者による連携企画が実現する運びとなりました。
8月3日(水)~9月28日(水)までの期間に、トドマツ、シラカバ、メジロカバ、シナノキ、クルミの5樹種の木製しおりを、本を寄贈した方にその場でプレゼント。札幌ドームにはたくさんの寄贈者が訪れました。
期間中に寄贈された本の冊数は2526冊。延べ1851名からの寄贈がありました。そして、今年度の冊数は本企画が始まって以降、過去最高を記録しました。
5 樹種の木製しおり
本の寄贈者に木製しおりをプレゼント
道森連 ‘農林中金’ ファイターズのこれまでの取り組み
道森連と農林中金は昨年度も共同で様々な木育活動に取り組みました。
「木育」とは北海道発祥の言葉で、子どもをはじめとするすべての人が木を身近に使っていくことを通じて、人と木や森とのかかわりを主体的に考えられる豊かな心を育むこと。
子どもをターゲットにした取り組みとして、訓子府町と標津町の認定こども園に木のおもちゃを贈呈。民間・公共を問わず、イベントに対して、木棒のプール、スギブロック、どうぶつオセロなどの木育資材の貸し出し。道庁主催の木育フェスタのうち、「道民森づくりの集い」や「全道植樹祭・育樹祭」などの森林イベントにブースを出展。全道の幼稚園・認定こども園などにオリジナルカルタ1100セットを贈呈しました。
大人をターゲットにした取り組みとしては、大型複合書店「コーチャンフォー」の札幌市内3店舗で「道産木材を使用した木製しおり」をプレゼント。あわせて、店舗ではオリジナルポスターと道産材製品コーナーを設置、林業書フェアを開催しました。また、全国育樹祭のお手入れ行事が開催された「苫東・和みの森」を管内に持つJAとまこまい広域では、「道産木材を使用した木製しゃもじ」を応募・抽選でプレゼント。あわせて、店舗ではオリジナルポスターと道産材製品カタログを設置、緑の募金運動を実施しました。
一方、㈱北海道日本ハムファイターズも、これまでバットに最適なアオダモの木の植樹活動や道産ダケカンバ製バットを利用するなど、森林資源の循環利用に取り組んできました。
森林は「水源の涵養」「国土の保全」「地球温暖化の防止」など、国民生活および国民経済に貢献する多面的機能を有します。
これら森林が持つ多面的な機能を持続的に発揮していくためには、「植えて育てて、伐って使って、また植える」という森林資源の循環利用が必要となります。
これからも3者による取り組みは続いていきます。
「道民森づくりの集い2022」開催
また、今年もサッポロさとらんどで、「道民森づくりの集い2022」が開催されました。木育の大切さを喚起するイベントで、道森連、農林中金をはじめ11の団体が参加、たくさんの来場者で賑わいました。
道森連・農林中金の展示ブースでは、木工体験教室「つくって知ろう!木のこと・森のこと」を実施。子どもたちが電動工具を使用して木のおもちゃ製作を体験、木を利用したら植えることが必要なことを説明し、ミズナラなどの種をプレゼントしました。また、森づくりのスライドショーも放映しました。
道森連・農林中金のブース
今こそ大事にしたい森と木と関わる生活
森林や木材は、とても身近なところにあります。古くから建築物や生活用品が木で作られてきました。特に、北海道は面積の約7割を森林が占め、最近は癒しとしても森や木の価値が捉えられています。森や木と関わる生活は、豊かな感性や人間関係を育み、人と自然とが共存できる社会づくりに繋がっていきます。
●北海道森林組合連合会(道森連)
札幌市中央区北2条西19丁目1番地9
TEL: 011・621・4293
●農林中央金庫札幌支店
札幌市中央区大通西3丁目7番地北洋大通センター14階
TEL: 011・241・4211