サッカー場で行われた木のおもちゃ贈呈式
昨年11月1日と11日、北海道森林組合連合会(道森連)と農林中央金庫札幌支店は、北海道コンサドーレ札幌と連携して、道産木材の魅力を発信する取り組みを行いました。
北海道コンサドーレ札幌は、SDGsプロジェクトの一環として、北海道産木材の魅力や森林循環の大切さを発信する取り組みを行っており、道森連と農林中央金庫がこれに協力して、連携企画が実現しました。
1月1日には、札幌市西区宮の沢にあるクラブ拠点のサッカー場で、道産木材を使用した木のおもちゃの寄贈式が行われました。
コンサドーレ札幌の浅野雄也選手(右)と菅大輝選手(左)に道産木材のおもちゃを寄贈
コンサドーレ札幌の浅野雄也選手と菅大輝選手に、道森連の有末道弘会長と農林中央金庫の熊木耕一北海道営業部長が、木製のパズル、ドミノ、積み木、バランスゲーム、おもちゃ箱ほかを寄贈しました。
道水産林務部の協力で札幌ドームの木育イベント
続いて11月11日には、Jリーグの対サンフレッチェ広島戦が開催された札幌ドーム内(コンサキッズランド)で、道水産林務部の協力を得て、これら道産木材の木のおもちゃを使った木育イベントが行われました。
試合の3時間前からスタートして、寄贈したおもちゃに加え、道森連・道が所有する木のプールなどを設置。試合観戦の前に、多くの子どもたちが楽しそうに遊んでいました。
コンサドーレのシャツを着て、木のプールで楽しく遊ぶ子どもたち
さらに、道内各地から参加した木育マイスターを講師に迎え、「マイ箸づくり体験」、「木のマグネットづくり体験」を行いました。
親子連れのサポーターが参加して、マイ箸づくりでは、クルミ材をカンナで削り、やすりを掛け、仕上げにクルミ油を塗布して完成させました。工作の前には、木の種類、木材の性質などについても、木育マイスターがわかりやすく伝えていました。
親子連れのサポーターが、クルミ材を削ってマイ箸づくりに挑戦中
認定こども園へ「木のおもちゃ」を寄贈
道森連では、環境保全に重要な役割を果たしている森林を次代へとつなぐべく、持続可能な森づくりの大切さを多くの道民の皆さんに理解いただき、森林組合や市町村などが取り組む地域森林環境教育などの活動を支援しています。
また、農林水産業の協同組織を基盤とする金融機関である農林中央金庫では、こうした道森連の活動に賛同の上、木の温もりや森林の大切さを伝える取り組みを通じ、国産材利用拡大を目指す活動を実施しています。
この度、その一環として、市町村が設置した認定こども園のうち、幌延町の「幌延町認定こども園」、北斗市の「幼保連携型認定こども園『七重浜子ども園』」に、道産材で作られた「木のおもちゃ」を寄贈しました。
この「木のおもちゃ」の寄贈は、乳幼児期から「木にふれあう」機会を創出し、「木」に対する豊かな感性と心を養い、想像力を高める「木育」の場づくりを支援すべく2015年度から実施しており、今年度で9年目の取り組みとなります。