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特集記事

2025_09_04 | 2025年 9・10月号 特集 | , , | 編集部イーハトーブ

【9月は 防災月間】
生活の中に防災意識を

「地震が多くなった」「線状降水帯が発生し大雨になる」「猛暑が続く」「森林火災もあった」「竜巻も起こる」、冬には「大雪になる」、いつもどこかで災害は発生しています。このように最近は災害を見聞きする頻度が増えています。当たり前なことながら、日ごろから防災意識をしっかり持って生活を送りたいものです。

誕生も没年も地震発生 備えあれば憂いなし

イーハトーヴは宮沢賢治の造語。「自然と共生した生き方こそ人の歩むべき道」とする哲学に共感し、あやかって「イーハトーヴ」を本紙で使わして貰っている。その宮沢賢治(1896~1933年)の生い立ちを調べると、偶然にある事実を知りました。そんな大げさなことではありません。

誕生年の1896年は「明治三陸地震津波」が発生し、死者数約2万2千人、流失・全半壊家屋約1万戸以上、日本史上最大の津波が発生しました。

没年の1933年は「昭和三陸沖地震」、死者・行方不明者3064人、流失・倒壊家屋6837戸。生誕年も没年も「三陸」の地震だったのです。イーハトーヴを使わして貰っているからには防災の備えを啓発していこうと考えています。生活の中からできた諺「備えあれば憂いなし」です。心の準備ができていないと慌てふためいてパニックになります。避難グッズ、非常食もリュックにまとめておきたい。

 

鉄路に災害が及ぶと廃線になる?

本紙は2000年創刊です。それから、記憶にはっきり残っている災害を列記します。

2004年の風台風、雨は降らずに晴れていましたが猛烈な風が樹木をなぎ倒しました。札幌の市街地も倒木で交通が遮断され都市機能は停止。写真①は道庁の前庭ですが山中で木を伐り出しているような光景でした。  一方の山間部も樹木がなぎ倒され、一部が川に流れ込み、下流域に押し流されます。写真②は沙流川上流部の二風谷ダム付近ですが、除けられた倒木が山積みになっていました。海岸のほうはさらにひどく、漁港にまで流木が流れ込んでいました。
写真③はJR日高線です。線路が高波に侵食され、これを機にJR北海道は復旧工事を断念、日高線は廃線となります。沿線自治体は存続を訴えていましたが廃線となりました。JR根室本線の新得・富良野間も増水で橋桁が流され、復旧工事に入らないで放置、結局廃線になりました。北海道の鉄路は災害に見舞われるとそれを機に廃線議論が起き、廃止される、この先の経緯はそう進んでいくのでしょうか?

 

4・9・8の台風18号は道庁の樹木をなぎ倒す[写真①]

 

同18号は山間部にも甚大な被害が出た[写真②]

 

15年高波による路盤土砂流失で線路に被害[写真③]

 

記憶に残る3・11東日本 9・6胆振東部地震

皆さんもそうだと思います。2011年3月11日、東北太平洋岸一帯が大津波に襲われました。そして、原発の爆発と被爆。空前の大惨事になりました。

2018年9月6日、そう胆振東部地震です。心に強烈に焼き付いているのはブラックアウト。全道が真っ暗になりました。

酪農地帯では電源喪失で搾乳ができず、何頭もの乳牛が乳房炎になりました。例え自家発電が可能で搾乳できても、工場が電源なく操業停止です。止むなく廃棄に。備えあれば憂いなし。

 

8・9・6胆振東部、札幌里塚も液状化で被害[写真④]

 

 

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